まだマルチ商法で消耗してる人いるの?
前回から大分ご無沙汰となってしまいました。
今日はマルチ商法ってまだ流行っているのか?を調べたいと思います。
マルチ取引の相談件数推移
国民生活センターによると、消費生活センターに寄せられる相談件数は未だに年間1万件を超えています。
※PIO-NETとは、消費生活センターに寄せられる苦情・相談の収集を行っているシステムである。
個人的には2000年代に流行っていたという認識でしたが、やっぱり学生への勧誘はいまだに多いようです。確かに過去アムウェイの勧誘を2回ほど受けそうになったことがあります。
実際の被害例を調べてみました。
マイタケ健康食品販売 株式会社M3(エムスリー)
「バイト感覚で始められるとしてお金が入ってくる話がある」という言葉で興味を持たせ、喫茶店で勧誘を行っていた。「初期投資に6万円程掛かるが、3人紹介すれば元が取れる」や「○○さんなら絶対元取れるよ!」「下に人がつけば、何もしなくてもお金が入ってくるようになる」など魅力的な言葉を使って勧誘してくる。契約書面の必要義務事項を複数に分けて交付していたり、特定利益を得るために必要な定期購入金額や数量を記載していなかったなど、特定商取引法に違反している内容が複数あった。
参考)多数の被害を発生させた連鎖販売業者に業務停止命令|東京都
相談した人の平均年齢は23.5歳、約半数が学生だったとのことです。
M3(エムスリー)のマイタケ粉末が体に良い製品であったとしても、販売方法を間違えると評判が悪くなってしまいます。
最近のネットワークビジネス
最近では日本在住の外国人同士で浄水器のネットワークビジネスが流行っていたり、海外にあるネットワークビジネスが日本にやってくるといって、まだサービスも始まっていないのに代理店(ディストリビューター)を集める商法もあるようです。
次回は、最近実際に勧誘されてみた『Dubli』というサービスの概要とポイントを書きたいと思います。
ネットワークビジネスに興味を持ったはなし
田舎出身なので、東京に出てきてから『ネットワークビジネス』という仕組みを知りましたので、今回はインターネットの情報を参考に少しまとめてみたいと思います。
マルチ商法って知ってる?
連鎖販売取引(れんさはんばいとりひき)とは、特定商取引法第33条で定義される販売形態のこと。日本では俗称としてマルチ商法などと呼ばれ、ねずみ講とは別物である。英語では"Multi-level marketing"(マルチ、マルチレベルマーケティング、MLM)あるいは"network marketing"(ネットワークマーケティング)と呼ばれる。"Multi-level marketing"は(マーケティングのシステムではなく)多段階報酬システム、"network marketing"は販売システムと使い分けていることがある
MLM(マルチレベルマーケティング)や、連鎖販売取引、マルチ商法などのキーワードはどのくらいの人が知っているのでしょうか。
平成24年に新潟県が各大学の学生1,358人に対して行ったアンケート調査を例にすると、『マルチは知ってるけど、ネットワークビジネスは知らない』という人が多いようです。
ネットワークビジネスを聞いたことがある人:52.1%
ネットワークビジネスを利用したことがある人:6.1%
マルチ商法を聞いたことがある人:82.0%
マルチ商法を利用したことがある人:0.5%
確かに私も『ネットワークビジネス』や『MLM』という言葉を知ったのは大学4年生のとき。小さいことにIWGP(池袋ウエストゲートパーク)を見ていたので『マルチ商法』や『ねずみ講』はなんとなーく知っていました。
今でもちゃんと理解している訳ではないですが、同じレベルの人に判断してもらえるようにわかりやすく書いてみたいと思います。
連鎖販売取引とは、ある商品を誰かに紹介し、購入してもらうことによって紹介手数料をもらう仕組みだと考えています。紹介した人が別の誰かに紹介していくことによってどんどん紹介料が増えていき、早く紹介した人やたくさん紹介した人が儲かる仕組みになっています。
図でイメージすると、ピラミッド型でしょうか。
トップにその会社がいて、上の層ほど紹介者の繋がりが多いため、紹介料を多くもらえる可能性が高いです。(必ずしもそうとは限らない)
企業からすると、自社に営業パーソンを抱える必要がなく、値切る人もいないので良いマーケティング手法なのではないかと思います。
しかし、この手法が何故嫌われているかというと、被害件数が多いのです。
長くなってしまったので次回は、
・被害件数と具体的な被害の事例
・ねずみ講との違い
あたりを書こうと思います。